メスを使わないたるみ治療として人気のハイフ。たるみ改善やリフトアップに高い効果がある一方、デメリットや副作用もあります。施術を検討する際は、効果やメリットだけでなく、副作用やデメリットもしっかり理解しておくことが大切です。そこで、今回は、ハイフの副作用・デメリットや失敗しないためのポイント についてご紹介します。
ハイフのデメリットや副作用は?
たるみ改善に大きな効果が期待できるハイフですが、デメリットや副作用もあります。
まず、ハイフの施術中に痛みを感じる場合があります。超音波を照射する場所が深くなってくると、吸収されなかった一部の超音波が骨まで届いてしまい、知覚神経が通っている骨膜に超音波が当たった影響で痛みを感じてしまうのです。
また、超音波を照射すると、皮下組織の温度が上がるので、その熱さを痛みとして感じるのです。痛みに弱い方は、麻酔クリームを施術前に塗ることで対策が可能です。痛いと感じた場合は、我慢せず申し出ましょう。
つぎに、ハイフで肌の深部に超音波を照射しているといっても、肌の表面にまったく影響がないというわけではないので、照射した部分がむくみで腫れたり、血行を促進することで赤みが目立ってしまうということがあります。ただし、どちらの症状も数日内にはおさまります。むくみがひどい場合は、保冷剤や氷を清潔なタオルで包み、患部に当てて冷やしましょう。
そして、ハイフで超音波を照射した肌深部では熱が発生し、施術箇所は一時的に肌の水分量の減少が起こるため、乾燥しやすくなり、バリア機能の低下が起こります。施術を受けた後は、アルコールフリーの敏感肌向け化粧品でしっかりと保湿し、ノンケミカルの日焼け止めをしっかり塗るなど、UVケアを入念に行うようにしてください。
また、超音波の照射角度や深度を誤ったり出力が強いと、まれにやけどや水ぶくれ、色素沈着となって現れる場合があります。施術中に強い痛みを感じた場合、照射箇所がやけどになる可能性が高いため、すぐに医師に伝えるようにしましょう。
ハイフで失敗しないためには?
ハイフは、医療機関で医師や看護師が施術を行う場合と、エステサロンでエステティシャンが施術を行う場合の2通りがあります。何かあった時のトラブル対応を考えると、医師や看護師による施術を受けられる医療機関での施術をおすすめします。
クリニックを選ぶときは、価格だけでなく、症例数、医師の経験や実績、口コミなどもチェックしましょう。クリニックを選んだら、事前にカウンセリングを受けることも大切です。
カウンセリングでは医師からしっかりと説明を聞き、施術箇所やどんな効果を出したいかをすり合わせておきましょう。そして、安心して施術を受けられるか、トラブルがあった時に対応してくれるか、納得できる説明をしてくれるか、などもカウンセリングを受けて判断しましょう。
また、アフターケアを正しく行うことで、期待した効果が得られる可能性が高まったり、副作用のリスクを減らすことができます。施術後は肌が敏感になっていたり、バリア機能が弱くなっているので、十分な保湿、優しい洗顔やクレンジング、徹底した紫外線対策を心がけましょう。さらに、施術後のクリニックからのアドバイスや注意点を、しっかり聞いて守りましょう。
まとめ
ハイフの効果を最大限にしつつ、副作用やデメリットを小さくするには、クリニック選びや正しいアフターケアがポイントになります。まずはクリニックでカウンセリングを受けて、効果やメリットだけでなく、副作用やデメリットの説明をしっかり聞き、納得した上で施術を検討することをおすすめします。