HIFUはたるみ改善におすすめ!その効果とは

HIFUとは、高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)の略で、切らないリフトアップ施術の1つです。だから、たるみは改善したいけど、苦しい思いや痛い思いはしたくないという方におすすめです。そこで、今回は、HIFUの効果についてご紹介します。

HIFUの効果

HIFUは、高密度の超音波を照射することで、表面の皮膚を傷つけることなく、真皮や皮下組織よりも深い部分(SMAS筋膜)へ直接アプローチすることが可能です。目的とする皮膚層に強い熱エネルギーを与えると、一旦組織がダメージを受けて凝固・収縮されることによって肌が引き締められます。また、脂肪組織も同時に破壊されるため、組織が小さくなります。

その後、ダメージを受けた組織は、創傷治癒の過程でコラーゲンやエラスチンなどの生成が促進されることで、たるみの改善やハリ・ツヤの改善といった効果が得られるのです。

ハイフには、超音波を発生させるためのトランスデューサーと呼ばれる装置が付いていて、その種類によって、到達する皮膚の深さを変えることができ、異なった効果が期待できます。1.5mmの真皮層へアプローチすれば、ほうれい線や小じわの改善効果が期待できます。3.0 mmの皮下組織へアプローチすれば、比較的深いシワを改善し、肌のハリの改善が期待できます。4.5mmのSMASへアプローチすれば、たるみを改善してリフトアップ効果が期待できます。

ハイフの施術に使う医療機器には、ウルセラやウルトラフォーマー、ウルトラセルQ+、タブロゴールド、ソノクイーンなどいくつかの種類がありますが、これらに搭載されているトランスデューサーに大きな違いはありません。しかし、超音波の照射温度や照射方式が異なります。照射温度は、55℃〜75℃ですが、温度によって引き締め効果やコラーゲンの生成への影響が少し異なります。

また、照射方法は、点状(ドット状)照射と線状(リニア状)照射の2つのモードに大別されます。点状照射は、肌のたんぱく質の拘縮効果が高いため、緩んでしまった筋膜層を持ち上げる効果があり、たるんできた肌に張りを持たせてリフトアップするのにおすすめです。線状照射は、拘縮効果は落ちるのですが、広い範囲で脂肪細胞を破壊していくことが得意なので、フェイスラインのもたつきの改善やあご周りの脂肪を減らすなどの小顔効果、お腹や二の腕など体の気になる部分の引き締めに優れています。

さらに、ハイフシャワーと呼ばれる顔全体の皮膚浅層へ照射することで、顔全体の引き締めや毛穴改善、肌質を整える施術もあります。

効果が出るまでの時間や持続期間

同じハイフといっても施術箇所、機種や照射モードによって効果がでるまでの時間や持続期間が違います。

顔の場合は、皮下組織が体に比べてそれほど厚くないため、施術完了後すぐに効果が実感できることもあります。2〜3ヶ月ほどゆっくりと引き上がる効果を感じられ、効果のピークに達します。持続期間は、施術箇所にもよりますが、概ね3〜6ヶ月、長い方で1年程度が目安となります。肌のハリや弾力については、施術後1〜3ヶ月程度が最も効果を感じやすいといわれています。もちろん、これらには個人差があります。短期間で施術を繰り返すとダメージを受けやすくなるので、施術頻度は3〜6ヶ月間隔が目安です。

体の場合は、顔に比べて皮下組織が厚いため、施術後2週間~1ヶ月くらいから徐々に効果を感じること多いです。持続期間は、施術箇所によりますが、目安は1ヶ月で、顔と比べて効果の持続期間は短めです。これも、皮下組織が厚いことが理由です。もちろん、これらにも個人差があります。皮下組織が厚く、ダメージが蓄積しにくいので、施術頻度は2週間に1回の間隔で大丈夫です。また、効果の持続期間も顔に比べて短いため、比較的短時間で施術を継続することになります。

まとめ

HIFUは、顔にも体にも使用でき、部分痩せやコンプレックスを感じている箇所にピンポイントで施術ができるので、たるみ改善や引き締め効果に大いに期待が持てます。もちろん、効果やメリットだけでなく、副作用やデメリットもあるので、それらもしっかり理解した上で、施術の検討をしましょう。